2022/06/01
高野長英の肖像画を描いてみました。

インスタグラム : kakushigoto
https://www.instagram.com/kakushigoto_25.13/?igshid=14m6zpfzds9z2
高野長英は長崎でシーボルトにオランダ医学を学び江戸で開業。
渡辺崋山らとともに蘭学の研究団体である尚歯会を結成し、
西洋文化の研究を深めました。
1837年 米船モリソン号の撃退事件を受けて、幕府の対外政策を
批判した著書『夢物語』を執筆します。
しかし、6年間投獄されてしまいます。
そこで、獄吏を買収して放火させ脱走を試みます。
逃亡中もなお蘭書の翻訳に励み『医療枢要』などの訳著書を残しています。
各地を潜行したのち江戸に舞い戻って隠れ棲むものの、
ついに捕方に包囲され死亡しました。
優れた蘭学者であり先覚者でありながら、その生涯はあまりにも不遇でした。
さて、描きあがりのほうですが、なかなかいいんじゃないか思います。不遇な人生観の中に、心の強さみたいなものも
描けたと自負しています。次回も、精神性を表現できたらと思います。