2020/10/17
後醍醐天皇の肖像画 描いてみました。
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後醍醐天皇の肖像画を描いてみました。
京都で2度の討幕(正中の変、元弘の変)を企てた後醍醐天皇は、正慶元年(1332)鎌倉幕府に隠岐に流されました。
しかし、足利尊氏、新田義貞らが正慶2年(1333)に鎌倉幕府を滅ぼすと、後醍醐天皇は帰京し、
幕府・摂関を廃して天皇による親政「建武の新政」を開始しますが、親政は破綻し、後ろ盾となっていた足利尊氏の
離反に遭ったため、後醍醐天皇は比叡山に2度逃れ、ついに京で幽閉されてしまいます。
建武2年(1336)、尊氏は持明院統の光明天皇を立てますが、後醍醐天皇は京を脱出し、尊氏に渡した三種の神器は
偽物であるとして、吉野に朝廷を開きます。
ここに、吉野の「南朝」(大覚寺統)と京都の「北朝」(持明院統)による南北朝の時代がはじまります。
後醍醐天皇は、吉野に入ってわずか3年で亡くなりますが、南北朝統一まで57年、その後さらに「後南朝」が65年、
吉野での南朝の歴史というのは長く続くことになります。
さて、描きあがりのほうですが今回も納得していますし、昔らしくてちょっとコミカルみたいな雰囲気も出せたと思います。
課題は線をもっと生き生きとしたものにすることです。