2022/04/06
徳川家斉の肖像画を描いてみました。
インスタグラム : kakushigoto
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江戸幕府11代将軍 徳川家斉 は、15代に亘って続いた徳川将軍の中で最も長い期間、
将軍の地位に就いていました。
家斉は将軍の座に就くと、老中 田沼意次を罷免し松平定信を老中首座に任命します。
松平定信は旧里帰農令、囲米の制、棄捐令、人足寄場、寛政異学の禁などを行い、
財政を回復させていきます。
しかし、光格天皇との間に尊号一件が起きてしまい、朝廷との関係が険しくなります。
さらに松平定信は、1793年、同事件において幕府を批判した公家を処罰したのです。
この頃から家斉とも関係が悪化し、国船対策のための出張中に、老中首座を罷免されてしまったのです。
それ以降、家斉は急激に幕政への関心をなくし、幕府財政の困窮を顧みず、贅沢な生活だけを送る
ようになったと言われています。
しかし、その暮らしこそが華やかな町人文化を発達させたとも言えるのです。
この町人文化は、徳川家斉の在位期間にあたる文化~文政年間にかけて江戸を中心に広がりを見せ、
その元号にちなんだ「化政文化」が栄えることになったのです。
さて、描きあがりのほうですが、いつもは顔のパーツから描くのですが、今回は輪郭から始めました。
断然、バランスよくなしました。次回からもこの書き順で仕上げたいと思います。