2022/07/16
徳川家茂の肖像画を描いてみました。
インスタグラム ： kakushigoto
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徳川家茂は１３歳の時、第１４代将軍になりました。
この当時の江戸幕府では、井伊直弼を中心とした「南紀派」が推した徳川家茂と、
水戸藩の徳川斉昭ら「一橋派」が推した徳川慶喜が挙げられ、
両派の間で熾烈な争いが繰り広げられていたのです。
結果は南紀派の井伊直弼が大老に就任することで、
徳川家茂を、継嗣とすることが決定されます。
幕府の勢力が落ちていく中、朝廷と結びつこうと公武合体を目指しますが、
ペリー来航以来 イギリスやフランス、アメリカ、オランダからの開国圧力も強まるばかりで
間に挟まれることになります。
さらに幕末の混乱しているさなか、独自の動きをする「長州藩」へ兵が送り出されることに。
この「長州征伐」は、１８６４年と１８６６年の２度に亘って行なわれ、
２回目の長州征伐の際には徳川家茂も参陣しています。
しかし、幕府の征長軍と長州軍とが戦っていた最中に、大坂城において２１歳の若さで病没したのです。
江戸幕府にとって、長州再征の戦況は思わしくなかったうえに、将軍・徳川家茂の急死は大きな打撃となり、
将軍不在のまま、長州征伐は中止になったのです。
さて、描きあがりのほうですが、顔は雰囲気をとらえることが出来たと思います。
次回はもっと自分らしさを表現できればと思います。