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2022/02/08

新井白石の肖像画を描いてみました。

インスタグラム : kakushigoto

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徳川第6代将軍 徳川家宣に仕えた江戸時代中期の朱子学者 新井白石。

幕政を実質的に主導し、正徳の治を行なった政治家としても活躍しました。

日本医学の基礎を築いた天才 杉田玄白からも「生まれながらの天才」と絶賛された人物です。

政治家としての新井白石は、「政治は民のためにあり、私的な事情に流されてはいけない」という

信念のもとに、儒教道徳に基づく政治を理想としました。

しかし、新井白石は元来激しい性格の持ち主で徳川綱吉 時代に「貨幣改鋳」を

行なった荻原重秀を幕府から追放したことも有名な話です。

また、武家諸法度改訂やかの有名な徳川綱吉の「生類憐れみの令」を廃止したのも新井白石です。

その後、8代将軍 徳川吉宗に、新井白石ら前将軍の「近習衆」をすべて失脚させられてしまいます。

隠居後の新井白石は、詩作と執筆活動に勤しみました。

アイヌのことを書いた「蝦夷志」、初めて「沖縄」の文字を使用した書物「南島志」、

国語辞典「東雅」、世界地理について書いた「采覧異言」などの書物を残しました。

こうして江戸時代の思想に大きく影響を与えた新井白石は、1725年に69歳で

波乱に満ちた生涯を閉じます。

現在、東京都中野区にある「高徳寺」に墓所が残っているそうです。

 

さて、描きあがりのほうですが、表情はうまく描けましたが全体のバランスを崩しました。

次回はバランスを確認しながら描きたいと思います。

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