2022/04/23
田沼意次の肖像画を描いてみました。
インスタグラム : kakushigoto
https://www.instagram.com/kakushigoto_25.13/?igshid=14m6zpfzds9z2
1745年、徳川家重が9代将軍に就任すると田沼意次の有能さを見抜き、
将軍の住まいである本丸を守る本丸仕えに大抜擢。
その後は、600石の旗本から57,000石の大名にまで昇進し、
側用人から老中になった初めての人物でした。
しかし、「天明の大飢饉」に襲われ、利益の薄い農業で困窮した農民が田畑を
放棄して都市部へ流れ込み、農村は荒廃。
強い権力を握った田沼意次に衰退の陰が忍び寄ります。
また、賄賂政治と呼ばれるなど黒い部分もあったようで、松平定信により失脚させらてしまいます。
失脚後、田沼意次は将軍にある手紙を送ります。
その手紙には、「すべては自分のためではなく、老中として天下のために身を捧げたこと。
自分が少しも偽りを行わなかったこと」が書かれていました。
真実の行方は定かではありませんが、田沼意次にも言い分がありそうです。
さて、描きあがりのほうですが、顔が別人ですね。
もっとしっかり下絵を描きたいと思います。